ならサポートワークラボとは

法人趣旨

 現在ひきこもり状態<仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流はないが、時々買い物などで外出することはある方を含める>の方は、他県の調査を基に奈良県の人口から推測すると2,000人近くおられます。また、ハローワークで就職活動をしたがなかなか決まらないまたは決まってもすぐに離職し自信をなくして在宅が長引いている方も多くおられます。
 いろいろな場でご家族やご本人、近所・親戚の方などからどこに相談に行けばよいのかわからない、相談機関に行っても障がい者の診断を受けてから来るようにとか、本人が来なければ相談に乗れない、相談しても具体的な提案がなく行っても意味がなかったなどの声をよく聞くことがあります。
 そこで、相談支援経験の豊富なスタッフと気軽に相談ができて、さらに一緒に悩みながらこれからどうすればよいのか話ができる場所・必要に応じてある一定期間通い、本人のつまづきの原因やストレングス(強み)について整理できる場所を用意することが必要と考えるようになりました。そこで、この度NPO法人を立ち上げて相談・支援のできる場所を用意しました。本人だけではなく、家族も含めて相談支援のできる環境作りを目指します。
 また、就職を希望している障がい(周囲から合理的配慮の必要)のある方を対象に、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく障害福祉サービス等事業(当面就労移行支援事業)を提供し、働くために必要な職業準備性を高める訓練および就職後も働き続けられるように継続的な相談支援を行います。

 


ごあいさつ

 障がいのある方の支援機関等は充実してきているものの、ひきこもり、ニートの方々の支援についてはさらに充実を図ることが必要と考えます。ひきこもり、ニートになっている方の中には、自分を知って、社会で生きていく対処法を身につけることで社会参加が可能になる方は多くおられると考えます。しかし、自分を知って、対処法を身につけるためには、相談だけでは不十分です。定期的に通い、できていることを確認し、さらにできていることを広げていくことやつまづきやすいところについての対処法を支援者と一緒に考えていくことが必要と考えます。
 私は約33年間、合理的配慮を必要とする方など3,000人以上の方の就職支援や生活支援に携わって来ました。相談支援の対象者は一人ひとり異なり、支援を通じて毎回学ぶことが多くあり、支援対象者はそれぞれ自分なりに力を付け、社会参加していく姿を見て元気をもらってきました。
 ここ奈良の地で一人でも多くの方が、社会参加につながり、自分の目標を持てるようになるきっかけ作りに関わることができれば幸いです。
 また、企業の方にも関わりを持ち、どのように受け入れればよいのか、どのような環境調整をすればよいのかなどについて、助言・援助を行っていきたいと考えております。マッチングと受け入れ態勢などの環境調整が働き続けるためには必要不可欠な事柄だと考えています。

 平成27年の4月に設立し、令和2年7月現在における相談来談者は209人、就労移行支援事業利用者は88人となりました。就職者は33人で、6か月後定着率は93%、3年定着率は86%です。また、平成31年度からスタートした就労定着支援事業は9人が利用し定着率100%となっています。訓練カリキュラムも生活リズムの安定に向けた支援から、基礎的なPC訓練・軽作業やグループワーク学習、就職に向けた実践作業(PC実践課題、勤怠データ入力、電話応対など)等内容はかなり充実してきており、個別支援カリキュラムに基づいて支援を行っております。なお、ひきこもり支援から利用された方が複数人就職につながってきました。気軽に相談や見学に来ていただき、ご利用について一緒にご相談させてもらいます。まずは気軽にご相談ください。                                                      (理事長 小島 秀一)

              

 


法人沿革

平成27年1月 法人設立総会開催
平成27年4月 特定非営利活動法人ならサポートワークラボ認可
平成27年5月 地域貢献活動「ニート・ひきこもり相談支援」開始
平成27年6月 就労移行支援事業所「ワークラボ」開所
平成27年11月 指定特定相談支援事業所「わーく」事業開始
平成28年10月 訓練室の拡充(302号室の借り上げ)
平成30年10月 自立訓練(生活訓練)事業開始、奈良市山陵町110-7に移転
平成31年4月 就労定着支援事業開始
令和元年10月 生活困窮者就労訓練事業認定
令和2年6月 奈良県職場実習ジョブサポータ派遣養成事業受託

職員紹介